女性連合の支援先

2023年度

連盟国外伝道

インドネシア

野口 日宇満 宣教師 ・ 野口 佳奈 宣教師

2014年9月よりインドネシアに派遣され、9年目(第3期2年目)の働きとなる。日宇満宣教師は、教授ビザ取得を祈り求めつつ、可能な形でインドネシア・バプテスト神学校において神学教育の働きを担い、佳奈宣教師は、チャンディ教会の女性会での交流や祈り会を担当するなど教会形成を担っています。また両宣教師ともにチャンディ教会や地域の教会に仕え協働しています。6月には北スラウェシ・マナドにチャンディ教会英語部として宣教旅行を行いました。同月からの定期帰国(2ヵ月)では、諸教会での報告会を行いました。両宣教師のお働きと健康のため祈りをあわせましょう。

(2022年8月末現在)*『世の光』2022年8、10月号参照

ルワンダ

佐々木 和之 国際ミッション・ボランティア

佐々木和之氏(2020年5月)

1994年にアフリカのルワンダで起こったジェノサイド(大量虐殺)の深い傷と痛みを負った人々に、2005年より福音による「和解と癒し」、そして平和構築のための人材育成の働きを進め18年目(第18期)となります。主な働きは、PIASS(Protestant Institute of Arts and Social Sciences、プロテスタント人文社会科学大学)の平和・紛争研究学科長としての働きと、平和構築リーダーの育成や学生・卒業生のネットワーク構築、研究活動です。「平和と開発センター」の調整員として和解のためのセミナー開発やセンターが取り組む女性生活向上プロジェクトなど草の根の活動の支援も行っています。2022年10~11月には3年ぶりに帰国し、報告会などを行う。PIASSでの働きと健康が日々支えられるよう祈りを合わせましょう。

(2022年8月末現在)*『世の光』2022年10月号参照


*カンボジア派遣 嶋田 和幸 宣教師 嶋田 薫 宣教師の連盟派遣は2022年度で任期満了となりました。2015 年 3 月より連盟派遣宣教師としてカンボジアに派遣され、3 期 8 年半の働きを担ってくださいました。その尊いお働きに心より感謝いたします。

2023年度 女性連合独自支援先

福島移住女性支援ネットワーク(EIWAN)

EIWAN(Empowerment of Immigrant Woman Affiliated Network)は、2011年3月11日の東日本大震災以降、被災地に住む外国人移住女性たちの支援ため、外キ教(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会)の働きとして2012年に結成され、今年10周年を迎えました。日本語学習の支援(日本語サロン)は、フィリピン女性からの要望でしたが、2015年に入り学習者は中国、韓国、ベトナム、アフリカ、コロンビア、エクアドル、フィジーと多国籍化しています。またベトナム人技能実習生も多く参加するようになりました。コロナで学習者は減りましたが、地元市民のボランティア活動により、粘り強く継続されています。また、小学1年生~高校3年生までを対象とした日本語教室も進められており、福島の他団体との交流も大切にしながら移住者の人びとに寄り添い、活動を続けています。 (2022年8月現在)*『世の光』2022年10月号参照

アガペホーム(カンボジア・プノンペン)

アガペホームは、2005年、インドのナガランド出身の2人の女性宣教師によって開設されました。カンボジアの学校の教師だった2人は、学校に通うほとんどの子どもたちの家庭が厳しい状況にあることを知りました。家庭の事情で養育が難しい子どもたちを引き取り、仕事をしながら子どもたちを支えています。現在6名の子どもたちと共に暮らしています。子どもたちが通う学校は8月に年度が無事終了し、10月の新学期まで夏休みとなります。10月には、コロナ感染が始まって以降初めて、インド・ナガランドからのミッションチームを受け入れます。また11月に恒例の子どもたちのためのキャンプが予定されています。 (2022年8月現在)*『世の光』2022年6月号参照

ブレス・カンボジア・ネットワーク(カンボジア)

2010年、貧しい農村の開発と経済支援のために立ち上げられたNGO(非政府組織)。働きの一つに貧しい農村出身の大学生たちのために、プノンペンで無料の寮を運営しています。寮ではバイブルスタディや礼拝も行われ、寮生たちは信仰へと導かれています。しかし、毎月の家賃の支払いが大きな課題となっていました。今年、関係者の支援を得て、同市内に建物を購入することを決定。次世代の若者を育てるため、また、寮内に教会として礼拝ができる場所も得たいと、実現のため代表のギフカ師はじめスタッフは尽力しています。 (2022年9月初旬現在)*『世の光』2022年10月号参照

プリ・キンダーガルテンスクール(インド)

2017年より「プリ・子どもの家」に代わり、新たな教育機関として「プリ・キンダーガルテンスクール」が始まり、地域の子どもたち75名が学んでいます。コロナ感染状況は落ち着き、毎日ほとんどの子どもたちが登校しています。コロナで長い間休校が続き子どもたちの学力不足のため、夏休みを返上して授業を続けています。生徒たちは、貧困家庭のため、毎朝無料の朝食を提供しています。またコロナで保護者たちは深刻な経済危機に追い込まれているため、定期的に生徒たちへ食料品を配布しています。長きに亘り続けている古着の配布支援活動は、現在も定期的に行っており、プリの街で生活が苦しく支援を必要としている多くの方がたが助けられています。気候変動の影響でまとまった雨がなく、干ばつも免れない状況に見舞われる可能性もあるといいます。気候変動による被害が世界中で起こっていることも合わせて祈りましょう。(2022年7月現在)*『世の光』2022年10月号参照

ウムチョ・ニャンザ(ルワンダ)

「ウムチョ・ニャンザ」は、虐殺の被害者と加害者家族の女性たちが集う「癒しと和解」セミナーの参加者の中から、共に助け合っていこうとの思いが与えられた女性たちが2015年に協働グループを結成し現在に至ります。メンバーは、ルワンダのニャンザ郡に住む被害者女性7名、加害側女性7名の14名。多くの支援、協力の中で、ブックカバー、トートバック、エプロンなどを製作、販売。コロナ危機により、活動を休止せざるを得ない時期もあったが、その間もグループの共同資金を分け合うなどして助け合い、危機を乗り越えてきました。2021年11月からは、オンライン販売サイトが設立され、その収益により、収入が向上し生活が安定しはじめています。2022年4月には、これまで工房として利用してきた賃貸の建物を購入(土地込み)が実現。現在、正式な共同組合となる申請手続きを完了、政府からの認可がくるのを待っています。(2022年8月末現在)
*『世の光』2022年10月号、「佐々木さんを支える会」ホームページ

イドナ村女性協同組合(イスラエル・パレスチナ)

イドナ村は、パレスチナの中でも最も貧しい村であったヘブロンの郊外にあります。NGO団体「サラーム」(パレスチナの女性を支援する会〔広島県〕)から派遣されたカトリックの現地派遣員(水本敏子さん)によって、1997年に「イドナ村女性協同組合」が設立されました。現在専従スタッフは4名、刺繍担当者が約45名、縫製担当者が約6名で、パレスチナ伝統の手刺繍や製品(ショールやバック、小物製品)を製作しています。昨年、現地派遣員が完全帰国されたため、苦労しながら製品を日本に送り、NGO団体を通じて販売し生活の安定と自立を目指しています。イスラエルの占領とコロナの影響により、男性の6割が失業中という状況。イスラエルから水も電気も制限される中で女性たちは子育てや農作業をしながら緻密な刺繍作業をしています。また男性社会のパレスチナでイドナ村女性協同組合では、女子青年の学びを奨学金で支え、女性たちの夢を応援しています。 (2022年8月末日現在)*『世の光』2022年11月号

ライズ&シャイン(ネパール)

ライズ&シャイン(旧・プラクティシャホーム)は、NBCC(ネパールバプテストキリスト教協議会)の働きのひとつです。ネパールで人権が軽んじられている寡婦や単身女性に、みことばによる回復と励ましを与え、経済的自立支援のために液体洗剤づくりなどの職業訓練を行っています。コロナ以降、訪問活動が進められ分かち合いを通して励ましと支援を行っています。その他貧困にある多くのシングル女性たちの課題の解決のためのプログラムも行われています。(2022年1月現在)*『世の光』2022年9月号参照

BWAid (世界バプテスト連盟救援委員会)

世界各地で起こる災害や緊急課題に対して、世界中のバプテストの祈りを携えて現地に赴き支援活動を行っている委員会。毎年、女性連合からBWAidに献金をささげることを通して、世界の緊急課題のため祈りを届けてます。

APBAid(アジア太平洋バプテスト連合救援委員会)

APBFは、アジア太平洋地域の22カ国33,000を超える地方教会と65の団体によって構成され、ABWUと深い絆を持つ(連盟も加盟)。APBAidは、アジア太平洋地域で起こった災害に対し、被災地における適切な初動対応の支援、被災地に対してのフォローアップと長期的な快復への支援しています。またメンバー団体とその教会コミュニティの間で災害への備えを促進することを目的として活動しています。アジアのバプテストネットワークに連なるその働きを覚え、祈りを届けていきたい。近年、女性連合では、APBAidを通して、コロナ対策、ミャンマー、トンガ火山噴火、ウクライナ等に祈りと支援を届けています。

国際緊急支援

女性連合から自然災害などの緊急課題に対して直ちに祈りを届けたい、との願いから始められました。毎年、国内外で緊急支援を必要とされている場に送っています。緊急支援に残額がある場合は、翌年度のBWAidまたはAPBAidの国際緊急支援に加算しささげます。

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