女性連合とは

歴史

1920年、世界伝道を使命として日本バプテスト婦人会同盟が結成されて以来、「祈りの生活」「聖書研究と実践」「世界伝道と献身」「伝道奉仕」「まことのささげもの」の五要綱(「みことばに立つ」「常に祈る」「すべてを主にささげる」「主にあって、世に仕える」「広く世界の状況を知る」という信仰の実践目標)を軸として、バプテスト女性は世界伝道にたずさわりつつ、「神の同労者」としてふさわしい者になるよう、努力してきました。

この間、組織の上では、初期には独立した団体として、後期には日本バプテスト連盟の一部門として、年1回の婦人大会を通して全国のバプテスト女性の交わりを強め、世界祈祷週間を守って、全世界の伝道のために祈り、またささげて、その使命を着実に果たしてまいりました。

1971年、日本バプテスト連盟の第25回年次総会において、連盟の自給独立を促進し、信徒の自主的な活動を推進することを目的とした規約が改正されたのを機会に、女性たちは連盟の機構から離れ、1973年2月6日に発会総会を開いて、「日本バプテスト婦人連合」を発足させたのです。引き継がれた世界伝道への熱意と祈りはその後も次々と新しい活動を生み出し、また、内外の多くの働きを支えるまでになりました。そのような歩みの中で、さらに多様な生き方をしている教会女性たちとの連帯・協力の輪を広げたいとの願いをもって、第31回総会(2003年度)に於いて名称変更を決議し、2004年度から「日本バプテスト女性連合」として歩み始めました。

特質

女性連合は、婦人部創設以来の目的である「世界伝道」を使命とし、1920年以来の伝統を継承するものでありますが、同時に、信徒の新しい自主的な運動として、組織と理念の面において、いくつかの特質を持っています。

組織の面では、あくまでも女性の自主、自給の団体であるということです。女性連合は、主体的に加盟した女性会(それに準ずる)が負担する会費によって維持され、活動の諸計画は、加盟女性会より派遣された代議員によって構成される総会において立てられています。以上の諸点は、女性連合の規約に明記されています。

理念の面では、発会総会において採択された「私たちの使命」と「私たちの約束」の中に、次の諸点が強調されています。

・日本を含めて、全世界が私たちの伝道地である。
・私たちの伝道の拠点は教会である。
・私たちは伝道のために協力する。
・世界に目を向けつつ、与えられた機会を最善に生かして伝道に励む。

使命

私たち「日本バプテスト女性連合」は、イエス・キリストが世界の救い主であることを告白し、日本を含めて全世界の人びとにキリストの福音を伝えます。また、世界のさまざまな痛みの中で苦しみ悲しむ人びとに寄り添い、共に福音に与ります。これが、神より私たちに与えられた使命であると信じ、この使命を果たすために、互いに助け合い、励まし合います。
(マタイ28:19-20、マルコ16:15、ルカ4:18-19)


私たちの約束

一 私たちは、キリストの体である教会の肢体として、伝道奉仕に励みます。
二 私たちは、日本を含めて全世界にキリストの福音を伝えるために、広く連盟諸教会・伝道所の女性たちと協力します。
三 私たちは、この使命と約束を果たすために、つぎのことを行います。
(1) みことばに立つ
(2) 常に祈る
(3) すべてを主にささげる
(4) 主にあって、世に仕える
(5) 広く世界の状況を知る


標語 「私たちは神の同労者である」 (Ⅰコリント3:9 口語訳)

会歌 新生讃美歌382「立ち上がりてわれら」

1973年、婦人連合発足に際し、新しい時代にふさわしい会歌、若い世代にも受け入れられ、しかも女性信徒の素直な気持ちをうたった会歌を!という目的のもとに婦人連合会歌を公募しました。
応募作品3点、「立ち上がりてわれら」(新生讃美歌382)、「清き泉の」(同 425)、「主の名によりて」(同 6)のうち、「立ち上がりてわれら」を採用し、1974年から歌い継がれています。


(女性連合ハンドブックより)

TOP