全国の教会・伝道所の女性会のみなさま
日本バプテスト女性連合
6・23「沖縄(命どぅ宝)の日」推進委員会
「ミャンマー、ウクライナは大変そうですね」「そう、そこに住む方がたのことを思うと胸が痛むね」「武力による解決しかないの?」「いいえ、それは絶対ダメ。戦争はわたしたちだって気をつけていないと起こしてしまうかもしれんよ」「まさか」そんな会話を友人としていた、2021年暮れも押し迫った時、政府による発表、「台湾有事の際、米軍、自衛隊が沖縄、南西諸島に攻撃用軍事拠点を置く、日米共同作戦計画の原案を作成しています」と。「まさかや!」現に南西諸島に続ぞくと自衛隊基地がつくられていました。「南西諸島が戦場になるかもしれない。なぜ、再びここ沖縄が戦場にならないといけない?先の戦争から、何を学んだの?」という声が上がり沖縄を再び戦場にしない、「ノーモア沖縄戦、命どぅ宝の会」が有志によって立ち上げられました。
2022年8月25日、国会において、来年度の防衛予算がGNP1%から2%に引き上げられ、歓声が上がったそうです。「戦前の大政翼賛会を思わせ、恐ろしかった」と驚いた国会議員の声も聴きました。倍増した防衛費の一部は、辺野古の埋め立てと並行して付近の山を削り、いま行われている辺野古自衛隊弾薬庫等の建築に拍車をかけるのでしょうか。この国はどこに進もうとしているのでしょう。「わたしたちひとり一人がよく考えねば77年前と同じ過ちを繰り返す」と心配している矢先、9月18日、「政府は南西諸島に住民の避難場所、シェルター建設を計画」という発表があり、9月21日沖縄で緊急集会が持たれました。「シェルターの建設は戦争を前提としている。また中国への抑止力のためのミサイル基地建設、砲弾の準備をしているが、それはいいことではない。相手を刺激し軍拡競争につながるだけ。私たちは戦争をしない。その戦争が起こらないように外交努力をこそしてほしい」と希望を語り合いました。そして私たち、一人ひとりに戦争を止める力、決断が与えられているのです。今なら止められます。同じ過ちを繰り返してはなりません。
「主よ、平和をわたしたちにお授けください。わたしたちのすべての業を成し遂げてくださるのはあなたです。」(イザヤ26章12節)