6・23「沖縄(命どぅ宝)の日」について
2006年度、第34回総会での決議に基づき、2007年度より6月23日を6・23「沖縄(命どぅ宝)の日と定めました。
活動の目的は、「沖縄を『国外』と位置づけ、沖縄の苦しみ・悲しみ・痛みに思いが至らなかったことへの悔い改め/沖縄の歴史に学び‘2度と戦争を起こさない誓い’を新たにする/沖縄バプテスト連盟女性会また教会の女性たちとの交わりを深め、共に福音を担う活動を展開する/沖縄地上戦を悼み、非戦を誓う日であることを覚える」としました。
「知る、祈る、共有する」を大切に活動を進めます。
※2006年度総会に那覇新都心キリスト伝道所(現・教会)より提案されました。
「平和のかけ橋」宣言
59年前、し烈な地上戦を経験した沖縄に於いて第10回アジアバプテスト女性大会が開催され、18の国と地域より、この大会に導かれ参加した私たち一同は、この大会を通して「平和のかけ橋になる」ことへの新しい使命を与えられました。「命どぅ宝」という沖縄の心に合わせて私たちの決意を次のように表明いたします。
私たちはいのちの道を歩みます。
私たち人間は神のかたちに似せて創造されました。どんな国の小さないのちもすべてのいのちは同じ重さ、神の前に尊い存在です。けれども今日人間のいのちの尊厳は冒され、いのちは危機にひんしています。私たちはいのちを喜び、尊ぶ者として、いのちを破壊に導く暴力や戦争を決して認めず、核兵器廃絶のために共に祈りを合わせます。又、飢餓に苦しむ子供たちや隣人を忘れず、子どもたちの豊かな未来の実現のために共に歩みます。
私たちは和解と平和の道を歩みます。
私たちは、神の一方的な愛により、主イエス・キリストを通して神との和解に与りました。私たちは罪を赦され、罪の束縛から解放され、真の自由と救いを賜りました。
私たちは和解の担い手として下さった神に感謝します。私たちは和解のことばをたずさえ、不安と絶望と抑圧の只中に在る人々へ、解放と真の平和をもたらして下さる唯一の救い主、イエス・キリストを宣べ伝えます。
私たちは、それぞれが置かれたところに在って、和解の道、平和の道を歩みます。私たちは主に倣い、イエス・キリストの道を歩みます。
今も生きて働き、慰めと癒し、救いをもたらす主の言葉をたずさえて、私たちも悲しみ悩む者の友となり、その心に寄り添って共に歩みます。いと小さき者、社会の中で弱い立場に在る人たちや、心や体が傷つき、苦悩の中に在る姉妹たちを覚え、イエスの心で仕えていきます。
私たちアジアのバプテスト女性たちは、ひとりびとりが成長し、共に姉妹として協力し合い、祈り合い、更に理解と交流を深めます。この大会から遣わされいのちの道、和解と平和の道、イエス・キリストの道を聖霊の力によって共に歩みます。
主よ、私たちを平和のかけ橋としてお用いください。
2004年2月27日
第10回アジアバプテスト女性大会
学習資料冊子
2008年度に「沖縄(命どぅ宝)の日)」推進活動の一環として、沖縄の歴史、文化、教会などについて学ぶために作成したDVDの内容を基に、小羊会の子どもたちも一緒に学べるように、おとな版と子ども版をひとつにした学習資料冊子を発行しています。
定価 300円(税込)