女性連合の支援先

2025年度

連盟国外伝道の働きを覚えて

インドネシア

野口 日宇満 宣教師 ・ 野口 佳奈 宣教師

2014年9月よりインドネシアに派遣され、現在、第3期3年目(10年目)の働きとなっている。日宇満宣教師は、宗教指導者ビザで可能な形でインドネシア・バプテスト神学校において講義を担当し、神学教育の働きを担われている。また、チャンディバプテスト教会で両宣教師は、教会形成に関わり、また地域の教会に仕え協働している。特に、日宇満宣教師は、英語礼拝、インドネシア語礼拝などでの奉仕をされ、佳奈宣教師は、女性会での交流や祈り会を担当されている。今年度9月にアジアバプテスト女性連合大会(ABWU大会)がインドネシアのジャカルタで予定されているが、引き続き行われるオプショナルツアーでは、ジャカルタ市内、スマランへ行き両宣教師の働きの場を訪ねる予定となっている。大会、そしてツアーにおいて、よき学びと出会い、交わりの時となることを期待している。両宣教師の働きを覚え、祈りを合わせたい。(『世の光』2024年8月号参照)

 

ルワンダ

佐々木 和之 国際ミッション・ボランティア

1994年にアフリカのルワンダで起こったジェノサイド(大量虐殺)の深い傷と痛みを負った人びとに、2005年より福音による「和解と癒し」、そして平和構築に向けて人材育成の働きのため、派遣されている。第19期(19年目)となる。

主な働きは、PIASS(Protestant Institute of Arts and Social Sciences、プロテスタント人文社会科学大学)の平和紛争研究学科教員、平和と開発センターの調整員、協働グループ支援活動、学生が取り組む平和構築活動の支援など多くの働きをしている。佐々木さんの健康と働きを覚え、祈りを合わせたい。

 

連盟国内伝道の働きを覚えて

国内の協力伝道の働きがさらに豊かに導かれるよう祈りたい。とくに「全国支援・地域協働プロジェクト」の取り組みを覚えたい。2022年度は8年続いた「『北九州連合宣教支援センター』プロジェクト」が満了となり、支援センターの働きは引き続き北九州連合によって担われることになった。現在は、2019年度より「東京北教会・多文化共生の居場所となることを目指す教会づくりプロジェクト」が5年目に入り、また今年度より「福井教会復興プロジェクト」が始まっている。それぞれの働きが豊かに導かれるよう祈りたい。

 


 

2025年度 女性連合独自支援

ミャンマーバプテスト連盟

多民族青年教育支援センター・退職女性教役者ケアホーム・Maupin光寄宿舎ミャンマーバプテスト連盟MBCU)諸教会の支援献金を用いての支援活動であるが故に、厳しい経済状況と政治状況の中では、数多くの課題や困難が生じている。

 クリスチャンジョイファンデーション(ポーランド・ウクライナ難民支援)

この団体は、難民支援と共に、その子どもたちを修養会場(国内120教会が属するポーランド・バプテスト同盟の事務所・神学校のある宿泊施設)へ毎月100名程度招き、心身回復のために楽しく喜び(Joy)溢れる時間と福音を提供するキャンプ活動を行っています。

この団体への献金と共に、このキャンプで、子ども達への音楽や諸活動を提供するボランティアスタッフを日本からも送るサポートが求められています。この財団の会長であるHenryk  Podsiadly  さんが、ワルシャワバプテスト教会の教会員であることから、ワルシャワ教会を通してこの働きにであうことができました。(『世の光』2024年9月号参照)

福島移住女性支援ネットワーク(EIWAN)

EIWAN(Empowerment of Immigrant Woman Affiliated Network)は、2011年3月11日の東日本大震災の翌年、被災地在住の外国人移住女性たちの支援ため、外キ教(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会)の働きとして結成された。現在の主な働きは、福島市と白河市での日本語学習支援(日本語サロン)。福島日本語サロンは、毎週木曜日午前と第一・第二土曜日の午前、白河日本語サロンは月二回の日曜日午後に開講している。ボランティアの日本人サポーターたちによって、フィリピン、中国、ネパール、スリランカ、ベトナム、インドなど多国籍の方々が学んでいる。同時に、外国籍の方々の様々な相談や同行支援なども要請に基づいて担っている。さらに、福島県国際交流協会、福島市国際交流協会をはじめ、県内や近県の諸団体との交流や協力を通して、多文化共生社会実現の諸活動を続けている。 (『世の光』2024年10月号参照)

イドナ村女性協同組合(イスラエル・パレスチナ)

イドナ村は、ヨルダン川西岸地区ヘブロンの郊外にある。「サラーム」(パレスチナの女性を支援する会[広島県])から派遣されている現地派遣員の働きにより、1997年に「イドナ村女性協同組合」が設立された。現地派遣員の方は、帰国されたが、女性たちは、パレスチナ伝統の手刺繍や製品(ショールやバック、小物製品)を製作し、「サラーム」を通じて販売し生活の安定と自立を目指している。また、パレスチナの男性社会の中でイドナ村女性協同組合への支援金を用い、女子青年へ奨学金により教育支援を行い女性たちの夢を応援している。  (『世の光』2024年10月号参照)

ウムチョ・ニャンザ(ルワンダ)

「ウムチョ・ニャンザ」は、ルワンダ大虐殺の被害者と加害者を家族に持つ、女性たち14名のグループ。このグループは、「癒しと和解」の講習会で出会った女性たちによって2015年に誕生した。多くの支援と協力の中で、ブックカバー、バックなどを製作し、インターネットでの販売、またルワンダ国内でも製品の受注が増えている。現在使用している工房の購入(土地込み)も実現し、メンバーたちは、共に働くことでジェノサイドの被害者、加害者の関係を乗り越え、和解と共生、そして生活向上の道をともに歩んでいる。(『世の光』2024年10月号参照)

プリ・キンダーガルテンスクール(インド)

2017年より、「プリ子どもの家」に代わり、新たな教育機関として「プリ・キンダーガルテンスクール」が開校した。今年は、気温40度にもなる猛暑を受けて政府の要請により、4月中旬から夏休みが始まり、6月から新年度が始まった。今年も、入学希望者の中から75名の生徒が通っている。新しい年度ごとに学校より生徒たちには、制服や靴をはじめ学用品を無料で配布し、通常の教科のほかにマルチメディア(インターネットの学び、視聴覚教材で物語を鑑賞など)や植物を育てる授業も行われ、校庭の遊具やサッカー、クリケットなどをして日々楽しく過ごしている。朝一番に生徒たちは、主の祈りなどを地元の言葉で祈り学校生活を始めている。生徒たちは貧しい家庭から通学しているため無料での朝給食もあり、日本から送られてきた古着も配布している。最近学校では、運動会、遠足、創立記念日のお祝いに加え、8月には仮装大会を予定している。              (『世の光』2024年5月号参照)

 

国際緊急支援

女性連合から自然災害などの緊急課題に対して、直ちに祈りと支援を届けたいとの願いから始められた。国内外で緊急支援を必要とされている場に送られている。

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