2017年3月より公開されているドキュメンタリー映画「標的の島 風かたか」のご紹介をします。この映画は、「標的の村」「戦場ぬ止み」に引続いての三上智恵監督の最新作です。
2016年6月19日に米軍属女性暴行殺人事件の被害者追悼の県民集会が開かれ、そこでの稲嶺進名護市長により「私たちは、また一つの命を守る風よけ『風かたか』になれなかった」とのことば。
できることなら、世間の強い雨風から我が子を守ってやりたいというのが親心。でも、どうやったら日米両政府が沖縄に課す残酷な暴風雨の防波堤になれるというのか。しかし勝算はなくても、沖縄県民は辺野古・高江で基地建設を進めるトラックの前に立ちはだかる。沖縄の人々は、未来の子供たちの防波堤になろうとする。
一方で日本という国は今また、沖縄を防波堤にして安心を得ようとしている。中国の脅威を喧伝しながら自衛隊のミサイル部隊を石垣、宮古、沖縄本島、奄美に配備し、南西諸島を軍事要塞化する計画だ。その目的は南西諸島の海峡封鎖。だが、実はそれはアメリカの極東戦略の一環であり、日本の国土も、アメリカにとっては中国の拡大を封じ込める防波堤とみなされている。(『標的の島 風かたか』公式サイト内 監督メッセージ より一部抜粋)
お近くで上映される際には、お誘いあわせの上、是非ご覧ください。
映画「標的の島 風かたか」は、全国で順次上映されます。上映場所、日程等は、「標的の島 風かたか」公式ホームページをご確認ください。
(C)『標的の島 風かたか』製作委員会