未来に続く働きのために
日本バプテスト連盟IMV 佐々木和之

新しい作品を手に笑顔を見せるウムチョ・ニャンザの女性たち

シャローム! ルワンダは今年、ジェノサイド(集団殺戮)の25周年を迎えました。今年も数多くの犠牲者追悼集会に参加する中で、未だに癒されない痛みと悲しみがあることを知らされました。皆さまのお祈りに支えられ、今年もプロテスタント人文社会科学大学の平和・紛争研究学科を拠点に、主にある和解と平和の働きに仕えさせていただけることに感謝申し上げます。

平和・紛争研究学科で学ぶ若者たちのためにお祈りください。7月下旬、教え子のシュクルさんとロドリグさんが、東京外国語大学(以下、東京外大)での約一年間の留学生活を終えて帰国しました。期待を遥かに超える豊かな出会いと学びの連続だったようです。9月下旬には、新たに2名の教え子たちを東京外大に送り出します。10月から始まる新年度には、ルワンダと他のアフリカ諸国から25名程度の新入生を受け入れるため、現在学生を募集中です。市民の非暴力抵抗により軍事独裁体制が打倒されつつあるスーダンからも学生を受け入れたいと祈っています。日本からも5名の留学生がやってきます。

卒業生や在校生と共に進める草の根の「和解と共生」支援のためにもお祈りください。南部県ニャンザ郡で虐殺生存被害者の女性たちと虐殺加害者を配偶者に持つ女性たちが結成した「ウムチョ・ニャンザ」(ニャンザの光)は、昨年6月にオープンした工房で布製のバック、ポシェット、ブックカバー等の制作に取り組んできましたが、現在、協同組合としての認可申請の準備を進めています。8月には、彼女たちの男性親族と子どもたちを招いて、これまでの活動の成果をお祝いするイベントが企画されています。時間はかかりますが、少しずつ和解の輪が広がっています。

片道6時間の遠距離であるため、頻繁には訪問できませんが、東部県キレへ郡で虐殺被害者と加害者が共に参加する二つの養豚協同組合の人びとの歩みにも寄り添い続けています。最近、虐殺を奇跡的に生き延びたサラビアナさんの襲撃に加わった5名の男性たちが、彼女に初めて個人的に謝罪する決意を固めました。虐殺から25年、被害者も加害者も過去に向き合う苦闘が続きます。主イエスが共にいてくださるなら、和解の奇跡が可能であると信じます。お祈りください。