神学教育を通してインドネシアの教会に仕える
インドネシア派遣宣教師 野口日宇満

井形室長と神学生たち

主のみ名を賛美いたします。

2014年にインドネシア・バプテスト連盟の神学教育に仕えることを主な働きとする宣教師として任命され、二期目の働きに入りました。日々、失敗と葛藤の連続ですが、諸教会の皆さまの尊いお祈りにより支えられ守られていることを覚えています。

今年の4月に井形英絵連盟国外伝道室長がインドネシアを訪問され、インドネシア・バプテスト連盟のリーダーたちと、私たちの今後のビザの手続きに関する話し合いをもちました。丁度私たちがインドネシアに赴任した時期にイスラム国(IS)によるテロが世界各地で起こり、インドネシア政府は、外国から持ち込まれる過激な思想から国を守るという名目で、どの宗教であっても神学校の教師としてのビザの発給を一旦停止することにしました。そのため、私たち家族は「社会文化ビザ」「宗教指導者ビザ」という種類のビザを用いてきましたが、最近の情報では神学教師としてのが許可され始めているということです。話し合いの中で、今後、神学校の教師としてのビザの取得を目指し、私に与えられた本来の使命である神学教育に仕えていくことを確認しました。

神学校では、修士課程の組織神学の集中講義の他に、今年初めて学士課程の組織神学の週一回の講義を担当しました。学士課程の学生たちのほとんどは高校を卒業したばかりの若い青年たちです。インドネシアは若い世代の人口の割合が多く、これからの20年後に向かっての経済成長が期待されています。イスラム教徒が国民の8割以上を占める中で、福音宣教者としての明確な召命感をもって献身することは決して容易ではありませんが、とくに子どもたちから青少年に至る若い世代を霊的に養い育て、献身者を生み出していくことは、インドネシアの教会に委ねられた大きな責任です。私たちも、次世代のインド
ネシアの宣教を担う彼らに仕えることができるようにと願い祈っています。

神の教会を愛する人たちと
インドネシア派遣宣教師 野口佳奈

チャンディ教会英語礼拝の女性たち

いつも世界宣教のために祈りささげてくださる皆さまに心から感謝申し上げます。私たちの宣教の働きは2期目に、家族でのインドネシアでの生活も5年目に入りました。こちらに来たとき中学2年生だった長男が、今年5月に高校を卒業し帰国しました。子どもたちの苦労と頑張りを思いつつ、無事に人生のひとつの節目を迎えることができたことに、主の愛と教会の祈りの支えを改めて覚えています。

チャンディバプテスト教会と神学校のあるスマランに引っ越してから、朝6時から始まる主日礼拝に毎週参加し、平日の集会にも集うことを通して、教会の方がたとも少しずつ交わりを深めています。とくに女性会では、聖書の学び、家庭集会、施設や家庭訪問などを行っています。また、特技を持つ方がリーダーとなって、お菓子作りや刺繍、レジ袋で花作りな
どにチャレンジする楽しい会があることも。仕事帰りの人、小さなお子さんと一緒の人もいますが、励まし合いながら主の名のもとに集まることを大切にしています。

スマランのバプテストの中心的な教会として、すでに55年の歴史があるチャンディ教会ですが、5月にエコー師を主任牧師として迎え、心新たに祈りと福音伝道に立ち上がろうとしています。国民の約9割がムスリムであるため、教会員の中には配偶者や親族がムスリムという人が多くいます。福音を伝えたい人たちの名を具体的に挙げて、牧師とともに祈る取り組みが始まりました。また、さまざまな理由で朝六時の礼拝に通うことが困難な人のために、7月から礼拝の開始時刻を30分遅らせる工夫もしています。それから今まで、礼拝の途中で何人かの女性が台所仕事で席を離れるのが気になっていたのですが、礼拝前に準備を済ませ、途中退席しないように変わりました(それはそれで大変です)。

私もまだまだ学ぶことばかりですが、マイノリティとして、また時代の変化の中で奮闘している教会の皆さんと心を合わせて今後も歩んでいきたいと願っています。