<沖縄時々刻々の祈り>

日本の軍事化を非暴力抵抗でくい止めている沖縄で緊急事態です。

7月10日の参院選で沖縄の民意が再度表明されたにもかかわらず、全国から500名

の機動隊員が投入されて東村高江の地にヘリコプター基地建設が強行されています。

沖縄県民の意思を排除するような暴力行為がこれ以上行われませんように。

 

高江について

沖縄島北部をやんばるといいます。そこには、地球上ここだけにしかいない絶滅危惧種が数多くおり、緑豊かな地域に東村高江があります。その高江に隣接して総面積7800haの米軍北部訓練場があります。1957年に使用が始まり、ベトナム戦争の時には、ゲリラ訓練が行われました。北部訓練場には、22か所のヘリパット(ヘリコプター着陸帯のこと)があり、区民は、爆音、墜落の危険にさらされています。そこに新たに高江集落を取り囲むかたちで、2007年から6か所のヘリパット建設が開始されました。二ヶ所完成したうち一つのヘリパットは、県道から、150m、一番近い民家から500mしか離れていません。(他四カ所は、住民らの反対運動により着工されていません。)

1996年「基地の整理縮小」を掲げ「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」が設置されましたが、「沖縄の基地負担軽減」といいながら、「基地の精鋭化と日米安保強化」にすぎません。SACO合意で、北部訓練場の半分を返還する条件は、返還地にある、古くなったヘリパッドを高江周辺に移設することなのです。合意の背景には新機種オスプレイの配備があり「移設」は口実で、オスプレイパッドの新設だったのです。

2008年国は、座り込みの地域住民を通行を妨害するとして、那覇地裁に申し立てました。(これは、「スラップ」裁判と言い、権力をもった強い者が、力の弱い市民に対して、反対運動や表現活動を委縮させる目的で訴えることです。(「Voice of Takae」より引用))

2016年7月10日、参議院選数時間後、高江で座り込んでいる住民を多数の機動隊が排除し、工事車両が工事現場に入りました。22日には、全国からの機動隊500名によって県道が封鎖され、座り込み住民、150台の車両、テントがすべて排除され、工事車両が入り、工事が開始されました。

県道が封鎖されているため、応援に駆け付けた住民も近づけず、電波妨害がなされ、互いに連絡を取り合うこともできませんでした。4月28日に発生した、元海兵隊員による、女性への性暴力、殺人、遺棄事件の再発防止パトロールのために派遣された防衛省の職員もヘリパッド建設のために住民排除の任に付けさせられました。

これ以上、沖縄に新基地はいらない、子々孫々に基地のない沖縄を手渡したい住民にとって、座り込みという、非暴力抵抗が権力者の暴力によって潰された今です。しかし、今日も座り込んでいます。

沖縄県外の都道府県では、なかなか情報が届きませんが、ぜひ、場所なども含め調べていただければと願っています。